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【家庭菜園2024年夏】前年ミニトマト栽培で使用した土を太陽熱土壌消毒して再利用

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土の太陽光消毒 家庭菜園
土の太陽光消毒

【家庭菜園2024年夏】前年ミニトマト栽培で使用した土を太陽熱土壌消毒して再利用

2022年夏から家庭菜園を始め、2023年夏にミニトマトの連作により、はじめは順調だったミニトマトが茎や葉の下のほうから枯れ始め、連作障害と思われる萎凋病になってしまいました。

萎凋病に効くとされるGFベントレー水和剤を急いで購入し使用したのですが、時すでに遅し。

2023年夏の家庭菜園は、予定よりも早く終了してしまいました。

2024年夏の家庭菜園は、新しい土を購入し栽培をしていますが、2023年夏に使用した土は、黒のナイロン袋と土のう袋に入れて保管していたので、2024年夏に萎凋病に侵された土を太陽熱土壌消毒をして再利用できるようにしていきたいと思っています。

前年使用したプランターの土を太陽熱土壌消毒する

土の太陽光消毒は、日光に当て袋内温度が50℃~60℃になるようにし、 日光にあたる時間が長いほうが消毒効果があるので、雨・曇りの日や寒い日が続く時は日光消毒期間を長くする。 出来れば60℃に72時間以上当てることが理想とされています。

保管してあった土を日当たりの良い、土の温度が上がりやすいようにタイルの上に並べていきます。

黒のビニール袋は、一応二重にしておきました。そこに水を入れてよく縛って放置しておきます。

土を日光消毒する時間は?

1日の最高気温が35℃以上の日を指す猛暑日が珍しくなくなった今、酷暑により地中温度を55〜60℃以上に保つことができれば、2週間程度で済ませることができるようです。

病原菌は乾いた土の中では50℃以上であっても病原性を持続しますが、土壌中に最大容水量の60%ほどの水分(湿った土をぎゅっと握り手を開いたとき、土の塊にひびが入る程度)があれば、40℃でも死滅させることができるそうなので、土壌水分と地中温度を保つこと意識しましょう。

土に米ぬかを混ぜて土壌改善をする

栄養がたっぷり含まれている米ぬか。野菜に必要な三大栄養素の「窒素(N)」「リン酸(P)」「カリ(K)」の割会が、「窒素(N):リン酸P):カリ(K)=2:5:1」くらいになっており、その他、糖分・タンパク質も豊富に含まれています。米ぬか自体が有機肥料といえますね。

これらの栄養素が土の中の微生物の餌となり、土がふかふかと豊かになります。

しかし発酵していない米ぬかは、発酵するまでに時間がかかるうえ、発酵する過程で発酵熱が出るため、太陽熱土壌消毒と合わせて土に混ぜ込もうと思っています。

太陽熱土壌消毒後にカニガラ肥料を土に混ぜる

太陽熱土壌消毒後の土には、来年春ごろにカニガラ肥料を混ぜ込もうと思っています。使用したことはないのですが、萎凋病、つる割病、萎黄病、立枯病、萎黄病、 根腐病、乾腐病などを予防してくれるようです。

カニガラ肥料とは?

カニガラ肥料窒素3~4%リン酸2~4%が含まれる有機肥料です。ただしカニガラを使用する人は肥料成分よりも、カニガラに含まれるキチン質(キトサン)を土壌に投入する目的で使用される事が多いです。キチン質は有用な放線菌の好餌で、放線菌が増殖するとフザリウム菌やセンチュウなどの病害を抑制すると言われています。

どうして病害虫を抑制するのか?

フザリウム菌 / 糸状菌  【萎凋病、つる割病、萎黄病、立枯病、萎黄病、 根腐病、乾腐病など その他(うどんこ病、黒点病などなど)

フザリウム菌の細胞壁はキチンで出来ています。カニガラのキチンによって増殖・活性化した放線菌がフザリウム菌(糸状菌)の細胞壁を溶解します。

センチュウ

センチュウの卵の殻がキチンで出来ており、カニガラによって増殖した放線菌が卵の殻を溶解します。

植物自体の免疫機能を高める

例えば、昆虫の構成物質もキチン質です。植物はキチン質の侵入を感知すると、植物体内で自分の身を守るタンパク質を合成すると言われています。人為的にキチン質を与える事で、植物が自己防衛機能を働かせ、病原菌や害虫に対する抵抗性や細胞活性が高まると言われています。

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