庭のホースがベタベタする!紫外線劣化の対応と対策
一昨年くらいから気になっていたのですが、庭にある水道に接続しているホースリールのホースがベタベタしていました。庭のある家庭ならホースリールを使っている方も多いと思います。手で触るとベタベタが手について困っていたため、ベタベタになる原因と対策をまとめてみました。
ホースがベタベタになる原因は?
ゴムホースのベタベタの原因は、日光や紫外線によってホースの表面に染み出した、可塑剤(かそざい)という物質や、または配合油などが原因のようです。
ほとんどのゴムホースは、軟質塩化ビニルという素材でできていて、可塑剤は塩化ビニルを柔らかくする薬剤として使われています。
我が家で使っているホースリール
家の庭にもブラウンの色がマッチしていて、おしゃれな「タカギ タフブラウン 20m ホースリール」を購入して愛用しています。
ちょうど水道の蛇口から、ホースリールまでのホースが劣化してベタベタしています。
ホースリール自体は、ダイソーで110円で購入した「ウインドオーニング」を紫外線対策の為のカバーとして使っています。もともとは、ホースリールのプラスチック部分の劣化による褪色と割れの防止用に使用していたのですが、結果的にはホースの劣化の保護にもなっていました。
100均で売っているウインドオーニングは、UVカット率が75%~80%くらいで、遮光率も75%~80%くらいのものが売っているので、我が家では色々なサイズのものを使っていて非常に便利です。
左の写真が、ウインドオーニングでカバーしてあるホースリールの劣化していないホースで、右の写真がカバーしていない劣化しているホースになります。
この劣化している部分が、ベタベタしています。
ホースのベタベタを取る方法
無水アルコールを使う方法
捨ててもいい毛羽立っていない布に、無水エタノールをしみ込ませ、ゴムホースのベタベタした表面の部分を拭いていきます。これだけで、黒いベタベタが布に移って、ホースの表面はきれいになっていきます。
重曹を使う方法
バケツに用意した重曹水に、ゴムホースを半日ほど浸し、ベタついた部分が重ならないように漬け込みます。このあとは、水洗いして乾かすだけですが、長く漬け込みすぎるとホースが白く変色してしまうので、注意が必要です。
泡タイプのハンドソープを使う方法
泡タイプのハンドソープを使って、ベタベタしている箇所をこすって洗う方法です。液体タイプのハンドソープよりも泡タイプのハンドソープのほうが効果があるようです。
劣化してベタベタしているホースの対策
ホースのベタベタをとっても、劣化したホースが元通りになるわけではありません。
ホースがベタベタになっているのは、劣化しているということなので、劣化したホースを交換して対策をする必要があります。
劣化しているホース部分を切る
いちばん簡単なのが劣化している箇所のホースを切る方法です。
劣化している部分が限定的で、ホースの長さに余裕があればこの方法が一番いいです。
劣化したホースを取り替える
ホースが全体的に劣化してベタベタしている場合は、ホースごと取り替えてしまう方法が良いです。
劣化したホースリールごと取り替える
ホースの取り換えが面倒な場合は、価格もホースを変える場合と大差がない場合もあるので、ホースリールごと交換してしまうことも検討しましょう。
屋外に置いてあるホースを紫外線から守る方法
ホースを切ったり、交換してもまた紫外線による劣化がおこるので、ホースが劣化してベタベタになる前に、ホースの紫外線紫外線対策が必要です。
100均で売っているウインドオーニングを使用する
私もやっている方法で、手軽に紫外線対策ができるため、ウインドオーニングを使用しカバーにする方法をおすすめします。
ホースにUV保護スプレーをする
私もまだ試していないのですが、便利そうなUV保護スプレーを見つけたので紹介します。
303 Aerospace Protectantは素材を選びません!
紫外線(Ultra Violet)による劣化を防止します!
特徴:ビニール・ゴム・プラスチック製品・アルマイト処理されたアルミニューム等の製品を紫外線・オゾンから保護します。
303には研磨剤を含んでいません。
防水・防汚・防カビ・静電気防止・潤滑効果があります。
効果が長持ち・安価で、汚れても清掃が簡単にできます。
塗布量の目安:8oz(237g)につき約140平方フィート(13平方メートル)以上
塗布方法:対象とする物にスプレーして全体に拡げます。
30-40秒後、吸湿性のある柔らかい布で拭き取ります。 乾くまでふきとり、乾燥すれば作業終了です。
何もしていないゴム、ビニールやプラスチック類は、容易に紫外線を吸収して劣化します。
ビニールの乾燥を防ぎ柔らかく保ちます。
製品の色・光沢を元に戻し、美しくその状態を持続します。
屋外のホースの他、プラスチックや車のタイヤの劣化によるひび割れや褪色にも効果があるようです。
屋外にずっと置いてあるものは、年数とともに紫外線によって劣化してしまうので、このUV保護スプレーがあれば、色々なところに使えて便利そうです。
屋外に置いてあるホースを紫外線から守る
最終的には、ホースがベタベタして劣化していた部分は、ウインドオーニングを使用しカバーにする方法にしました。
ウインドオーニングは、UVカットと遮光ができるので、ホース内の水温の上昇を抑えながら紫外線からホースを守ることができるので、おすすめです。
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